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CATEGORY[ママラッチ]
コメント[ 2 ]TB[ ] 2006年10月12日17:12

私の永遠のライバル、それは夫です。
と言っても「お互い切磋琢磨しあう仲」とか「精神的に高めあって」とかそういう高尚な話ではありません。






「カレーハウスCoco壱番屋」と言うお店があります。ご存知の方も多いと思いますが、全国チェーンのカレーのお店です。今でもやっているかどうかは分かりませんが、このお店にはかつて「1300gカレー」というメニューがありました。「1300g以上のカレーを30分以内に食べたら無料」というものです。一人前が300g(ライスの量)ですから約4人前くらいです。

 

結婚前、夫と付き合っている頃に夫が1300gカレーに挑戦し完食しました。私はその時一緒ではありませんでしたが、夫と一緒に挑戦した友人が証言してくれました。友人の中で夫1人が成功し、しかも(夫はただになるので)皆にデザートの杏仁豆腐をふるまったとか。しかも空のお皿とともに記念撮影をしたそうです!(その写真は店のアルバムにおさめられたそうです。)

案の定、夫は私に自分の武勇伝を誇らしげに話してきました。(トッピングは自由なので)トンカツをのせることにして店員さんにびっくりされたこと、
カレーがとても熱くてメニューで扇ぎながら食べたこと、もうだめだと思いながらも必死でカレーを飲み込んだこと、勝利の杏仁豆腐が美味しかったこと・・・等々挙げればきりがありません。


私は夫の話を聞きながら自分も「1300gカレー」に挑戦することを決意しました。これ以上この男を調子付かせてはいけない、負けず嫌いの私は強くそう思いました。


夫の話を総合すると

○よく噛むと満腹になりやすいのでできるだけ噛まずに丸のみすること。
○カレーとライスが熱くて冷めるのには時間がかかるので
  効率よく冷ますこと。
○水を飲みすぎないこと。
○途中で飽きるので味を変えながら食べると良い。
○朝ごはん抜きでお腹をすかせていくとかえって入らなくなることが
  あるので、朝は適度に食べてから行くこと。

などがポイントであるようでした。

なるほど、よく考えている・・・。
私の挑戦の時は夫についてきてもらうことにしました。


私が「1300gカレーに挑戦する」と伝えると夫はすかさず「無理だ」と言いました。それでも私の決心が固いことを告げると、夫も私のセコンドについてくれることを了承してくれました。

夫は先に述べたようなことを私にアドバイスしてくれました。
神妙にうなずきながらも、私は内心「偉そうにしていられるのも今のうちだけだ。必ず、お前はすごい!と言わせてみせる!」と夫に対して闘志を燃やしていました。




そうして、私の挑戦の日がやってきました。




-長くなるので続きます-

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CATEGORY[ママラッチ]
コメント[ 0 ]TB[ ] 2006年09月23日01:57

時々エプロンを着けたまま買い物に行くことがあります。
エプロンのポケットに財布や鍵を入れて手ぶら(バッグを持たずに)で
買い物ができるからです。

子どもが産まれる前の話ですが、その日私はエプロンをしたまま近所の
酒屋に行きました。わりと大きな酒屋さんで、入り口付近にワインの木箱が積んでありました。そしてそこに「ワインの木箱☆一個500円!」などとかいてあり、私は「やったー!おしゃれな木箱だ!家で使おう♪」と、木箱を物色し始めました。

木箱はよくよく見ると釘が出ていたり、ガムテープがはってあったりしているものがあるので、私は一つ一つ積み上げながら一生懸命選んでいました。




ふと視線を感じて顔を上げると初老の男性がこちらを睨んでいました。
「いけない!通るのに邪魔になったかな?でも、スペースはあるし・・・。
何だろう?」私はあいまいに笑って、また木箱の選別に取りかかりました。

すると男性はつかつかと私のほうに歩み寄り、「ちょっと!アンタ!!」と
私に向かって怒鳴りました。「は、はい?何でしょうか?」と私が男性のほうを向くと、男性は




「アンタはいらっしゃいませも言えんのかー!!」

とさらに怒鳴りました。


あっ!店員と間違えたのか!!

男性が怒っていた理由がやっと分かりました。その時の私の服装は、
Tシャツ・Gパン・スニーカー、そして絵の描いていないシンプルなエプロンでした。そしてワインの木箱を積み上げていた。(彼から見たら片付けていた)
状況証拠はそろいました。彼が間違えるのも無理はありません。

その間も男性はずっと怒っています。「商売っていうものは・・・・近頃の人は・・・・・」その態度はとても偉そうで私はだんだん腹が立ってきました。
何もそこまで言わなくてもいいじゃないか!あんたがそんなに言うんなら、
こっちだって言わせてもらいますよ!!・・・で、ついに言ってしまいました。





「あのー・・・。私、お店の人じゃ、ないんですけど・・・・。」

「・・・・・えっ!?」



男性はお店の中を見渡しました。店員さんはお店の制服を着ていました。
明らかに私の服装とは違い、男性もそれを悟ったようでした。

「ごっ、ごめんなさい!!間違えました!!」

男性は深々と頭を下げて私に謝り、早足で店の奥に消えていきました。
その後私は選んだ木箱をカートに入れ、続いてお酒を買いに店の中に
入りました。先ほどの男性らしき人が私を見て、また頭を下げました。
「いえいえいえ。そんなそんな。」と訳の分からない返事をして私はレジへ
向かいました。



確かに彼は間違ったことは言っていませんでした。
ただちょっと人を間違えてしまっただけなんです。
正義感の強い良い人だったんです。
これに懲りずに世直し、頑張って下さい。



ですから、あれからその酒屋にはエプロンで行っていないという話でした。



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